睡眠時無呼吸症候群の特徴

睡眠時無呼吸症候群は正確には閉塞性睡眠時無呼吸症候群といいます。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は「OSAS」ともいい、睡眠時のいびき、無呼吸が特徴です。

 

体重増加、肥満はOSASの発症および悪化の原因になります。体重増加による無呼吸、低呼吸は、男性のほうが女性より顕著です。

 

うつ病にみえて実は閉塞性睡眠時無呼吸症候群という場合もあります。倦怠感、集中困難、意欲・活力低下、不眠は両疾患ともに現れる症状のため、いびき、肥満、日中の過度の眠気があれば閉塞性睡眠時無呼吸症候群を疑いましょう。

 

また、閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者の自動車運転のリスクは、少なく見積もっても一般人の2〜3倍以上と推定され、運転業務のある仕事に従事する人にこの疾患がないか、特に注意が必要になります。

 

眠気を自覚する割合は半数程度にとどまり、重症のOSASで実は居眠りが頻発しているにもかかわらず、眠気の自覚がないケースもあり、予期せぬ事故に繋がるため注意しなければなりません。

 

いびきを引き起こす閉塞性睡眠時無呼吸症候群の対策

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)で、眠気や熟眠障害といった睡眠関連の症状に加えて、無呼吸・低呼吸による低酸素血症と、覚醒反応に伴う呼吸・循環変動を繰り返すことで、高血圧、不整脈、虚血性心疾患、うっ血性心不全といった心血管系リスクや、糖代謝異常のリスクを増大します。

 

未治療の重症OSAS患者では、致死的な心筋梗塞や脳卒中の発生リスクは健常者の約3倍です。この病気を放置すると確実に生命に影響するため、早期発見ならびに治療は必須です。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、まず受診することが先決ですが、この病気は体重増加が原因になることが特に多いです。受診後は生活習慣を改め、体重管理に努めましょう。

 

nCPAP療法

 

病院で閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と診断された場合、nCPAP療法という対症療法が有効とされています。nCPAPはnasal continuous positive airway pressure(経鼻的持続陽圧呼吸)という意味です。

 

nCPAP療法は睡眠時に専用のマスクを装着する療法です。装置からホース、マスクを介して加圧した空気を気道へ送り、睡眠中の気道閉塞を抑止します。

 

ただしあくまでも対症療法であり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を治療するには、患者の日々の習慣改善(減量など)にかかっています。

 

 

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